大学入試指導

志望理由書

活動報告書

小論文

面接

志望理由書

大学受験で頑張っている留学生の皆さんへ

はじめまして、博と申します。こうして皆さんと出会えたことを、とても嬉しく思います。今回は、大学受験に向けて日々頑張っている皆さんに、先輩留学生として、少しでもお役に立てればと思い、いくつかのことをお伝えさせていただきます。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

まずは、「自分は何のために日本に来たのか」ということについて、改めて考えてみてください。「留学しに来たからに決まっている」と思う方もいるかもしれません。でも、ここでお聞きしたいのは、「どんな目標を持って留学を決意したのか」「日本での留学生活を通して、何を実現したいと思っているのか」ということです。実際には、そこまで真剣に考えないまま来日する方も少なくありません。もしまだ考えたことがないという方がいらっしゃれば、どうか今からでも遅くないので、一度自分に問いかけてみてくださいね。

完璧な計画である必要はありません。未熟でも構いませんので、まずは自分の心と向き合って、留学生活を通じて達成したいこと、将来の方向性を描いてみましょう。これは、大学受験の際に提出する「志望理由書」を書くうえでも、非常に大切なポイントになります。

志望理由書では、①あなたの希望、②大学・学部の専門、③なぜその大学・学部を選んだのか、という3つの要素が一貫性を持って語られていることが求められます。このうち②については、大学のパンフレットや公式サイトを読めば、ある程度の情報を得ることができます。しかし、①と③については、なかなか言葉にしづらいという方が多いのではないでしょうか。それは、私たち留学生だけではなく、日本人の受験生にとっても同じかもしれません。

つまり、うまく書けないのは日本語力のせいではありません。仮に母語で内容を書けたとしても、日本語に翻訳すれば済む話です。大切なのは、中身そのものがしっかりしていることです。文法や表現がどれだけ正確でも、①②③がうまくつながっていない志望理由書では、説得力を持たせることができません。

では、なぜ①が書けないのでしょうか?——それは、冒頭でもお話しした通り、「自分がなぜ日本に来たのか」をじっくり考えたことがないからかもしれません。「日本の大学に行きたい、でも日本語ができないから、まずは日本語学校に」という流れで来日した方も多いと思います。最近は、経済的に留学を支援できる家庭も増えていますし、円安の影響で日本留学のコストが下がっているのも事実です。それでも、大切な時間をただ何となく過ごすのはもったいないと私は思います。

また、③がうまく書けない理由の一つは、「自分の希望と志望学部が本当に合っているかどうかが分からない」からです。何をもって「合致している」と言えるのか、その判断が難しいと感じている方も多いはずです。これはつまり、自分の本当の願望がまだ明確になっていないか、学部で学べる内容や、そこからつながる将来の職業について、具体的なイメージが持てていないかもしれません。

志望理由書では、これら3つの要素を具体的に語る必要があります。たとえば①「希望」については、「こうなりたい」と言うだけではなく、なぜそう思うようになったのかという背景を説明することで、説得力が増します。また、大学卒業後の進路まで描けていれば、より将来を見据えた姿勢が伝わり、高く評価されるでしょう。

要するに、志望理由書はとても大切な書類です。そして、これは文書だけの話ではなく、面接試験にも直結します。内容が曖昧だったり、説得力に欠けていたりすると、一次選抜で通過できなかったり、面接で不利になる可能性もあります。

こうした課題に対して、私たちIDreamでは、皆さんの本当の願望を一緒に掘り下げ、その願望を実現するにはどのような学部で、どんな学問を学ぶ必要があるのか、そしてその学びが将来どんな職業に結びつくのかを丁寧に分析します。そのうえで、志望理由書の文章作成までを一貫してサポートしています。

IDreamのサポートを通じて、皆さんは自分自身の志望理由書を自信を持って書けるようになるだけでなく、今後の人生の道筋もはっきり見えてくるはずです。

活動報告書

高校時代、どういうふうに過ごしていましたか?志望理由書の次に、提出が求められているのが「活動報告書」です。よくこんな声を聞きます。

「活動はあんまりしていない。どう書けばいいですか?」
「活動はいっぱいしていたけど、どっちを書けばいいかわからない」
「書くほどの実績がないし、自信もない。どう書けばいいの?」
「たくさん挑戦はしたけど、失敗ばかりで……それでも大丈夫?」
「部活じゃなくて、個人的な趣味でやっていたことなんですが、書いてもいいですか?」
「活動はしていたし、実績もある。でもどう書けば伝わりますか?」
「“報告”って、一体何をどう報告すればいいんですか?」……などなど。

きっと、あなたの悩みもこの中のどれかに当てはまるのではないでしょうか。

では、活動報告書はどのように書けばよいのでしょうか?——その前に、一度考えてみてほしいことがあります。「活動報告書を通して、大学側は何を評価しようとしているのか?」ということです。

学生一人ひとりの活動経験は本当にさまざまです。たとえば、「ピアノコンクールで優勝した経験」と「サッカーの試合で負けた経験」、「カマキリを飼育した個人的な趣味」の間に、どんなふうに優劣をつけるのでしょうか。

もちろん、活動の実績そのものも評価の一部にはなります。でも、それがすべてではありません。極端な例を出しますが、ピアノで優勝した生徒の家庭がとても裕福で、カマキリ飼育の子は貧しい環境だったとします。その場合、実績に大きな差があっても、それは家庭環境の評価になってしまい、本来の受験とは関係のない要素になります。だからこそ、活動の「結果」よりも、「そこに至るまでの考え方や姿勢」を見ようとするのが、大学側の本当の評価ポイントなのです。

つまり、自慢話だけが延々と続くような活動報告書では、評価が下がってしまうこともあるということです。「実績がない」と感じている方も、自分を過小評価しないでください。大切なのは、あなたがどんな思いでその活動に取り組んだのか、その経験から何を考え、何を学んだのかです。

ここでひとつ覚えておいてほしいことがあります。大学受験でも大学院受験でも、「自由に書いてください」という課題が出るとき、そこではあなたの思考力や、物事の捉え方・深め方を見られているのです。

言い換えれば、「どんな活動をしてきたか」という事実そのものではなく、その活動をどのように振り返り、自分なりに編集・表現できるかが問われているのです。

少し難しく感じるかもしれませんが、本当に情熱を注いだ活動であれば、きっと「言いたいこと」「伝えたいこと」がたくさんあるはずです。それを、自分の言葉で表現していくことが大切なのです。

最初はうまく文章にできないかもしれません。そんなときは、まず誰かに話してみることをおすすめします。活動についてプレゼンしてみて、感想やアドバイスをもらいながら整理していくと、だんだん伝えたい内容が見えてくるはずです。

私たちIDreamでは、こうした活動報告書の作成においても、上で挙げたような悩みにしっかり寄り添いながら、あなたの考えや思いを丁寧に引き出すインタビューを行っています。そして、プレゼンテーションの練習から文章の構成まで、一つひとつ丁寧にサポートしています。

このような準備を通して、書類の完成だけでなく、面接で活動について聞かれたときも、自信を持って答えられるようになります。

小論文

小論文が苦手だと思っていませんか?

恐らく多くの留学生の皆さんにとって、小論文は大学入試の中でも特に難しく、そして準備に時間がかかる科目ではないかと思います。実際、以下のような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

– 小論文ってそもそも何ですか?作文とはどう違うのでしょうか?
– 論文のミニバージョンみたいなものですか?それとも全く違うものですか?
– 小論文って、どうやって論じればいいのか分かりません……
– 良い小論文ってどんなものなんですか?
– 採点はどのようにされるんですか?
– 短期間で点数を上げるには、どう練習すればいいですか?

こうした疑問を持つ方に、まずお伝えしたいのは——「そもそも“論じる”とはどういうことなのか?」という点が、実は一番のカギになるということです。この「論じること」の本質が分からないままだと、小論文の考え方や書き方も曖昧なままになってしまいます。

では、「論じる」とは何でしょうか?多くの学生さんが、「自分の意見や主張を述べることです」と答えてくれます。確かにそれは間違っていません。ただ、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。「意見や主張」とは、いったい何でしょうか?

ここで答えに詰まる方も多いです。意見や主張というものは、他の人から「賛成」または「反対」をされる可能性があるような、判断が必要なものです。だからこそ、その意見に至った理由や考えの道筋を、しっかりと説明する必要があるのです。そうでなければ、相手に納得してもらうことはできません。

そこで効果的なのが、「問題提起 → 原因分析 → 解決策の提案」という流れで書くことです。これに沿って構成すると、読み手に伝わりやすく、説得力のある文章になります。

とはいえ、この型をただ当てはめればよいというものではありません。出題される課題文によって、どう問題を見つけ、どう論じるかは大きく変わってきます。たとえば、

「複製について、あなたの考えを述べなさい」と「環境汚染について論じなさい」と、この2つの課題文、どのように考え、どのように問題提起すればよいでしょうか?

難しいですよね。でも安心してください。大学入試の小論文問題には、実は“いくつかのパターン”があるのです。
そのパターンを理解すれば、「どう考えたらいいのか」「何を書くべきか」がぐっと明確になります。

さらに、私たちIDreamでは、段落構成の工夫や採点基準の研究を重ねて、3ステップ方式の小論文対策指導プログラムを開発しました。この方法を使って、多くの留学生が短期間で小論文の点数を大きく伸ばすことができました。

だからこそ、私はこう伝えたいのです。
小論文は決して難しいものではありません。「論じる」ということを本当に理解すれば、小論文が“楽しい”と思えるようになるかもしれません。
あなたにもぜひ、「論」を深く考え、書くことの面白さを味わっていただきたいと思っています。

面接

大学入試の面接試験は、どう準備すればいい?

大学入試において、面接はとても重要なステップです。面接では、決まってよく聞かれる質問があります。

「簡単に自己紹介をしてください」
「なぜこの大学/学部を志望したのですか?」
「将来の進路はどのように考えていますか?」
「学費など、経済的な問題は大丈夫ですか?」などなど。

こういった質問は、多くの面接でほぼ必ず聞かれる内容ですので、しっかり準備しておきましょう。

でも、実は面接で本当に大切なのは「それ以外の質問」です。「それ以外って何が来るか分からないから不安……」と思うかもしれませんが、実はまったく予測不能というわけではありません。

なぜなら、面接官がどのように質問を決めているかというと:
① あなたが提出した書類(志望理由書や小論文の内容など)を見ながら質問を考える
② 面接中、あなたの答えを聞きながら次の質問を考える

つまり、面接官も「何を聞こうかな」と悩んでいるのです。だからこそ、あなたの答えが簡潔で分かりやすいほど、面接官は次に聞く質問が考えやすくなります。逆に、答えが曖昧だったり長すぎたりすると、質問もズレてしまうかもしれません。

では、面接では一体何を確認しようとしているのでしょうか?ポイントは、次のようなことです:
– あなたは本当に何を希望しているのか?それはなぜか?
– この学部でどのようなことを、どれくらい学びたいのか?それはなぜか?
– 進路をどう考えているのか?それは学部での学びとどう関係しているのか?

つまり、面接ではあなたの「志望動機」をしっかり確認しているのです。

ここで気をつけてほしいのは、志望理由書に書いたことと、面接での答えに矛盾がないこと。
書類では「○○を目指しています」と書いていても、面接では全然違うことを話してしまうと、「本当の気持ちは別にあるのでは?」と思われてしまいます。
また、「進路」と「学部での学び」がつながっていない場合や、「やる気が感じられない」と思われる場合も、面接の評価が下がってしまうことがあります。

ですので、面接でしっかりと自分の考えを伝えるためには、志望理由書を作成する段階で、自分自身の願望を丁寧に掘り下げておくことがとても重要なのです。
面接対策は、志望理由書を何度も練り直して、軸をしっかり整えてから行うものなのです。

私たちIDreamでは、志望理由書の作成から面接練習まで、一貫してサポートしています。
「将来○○の仕事をしたいけど、どの学部で勉強すればいいのか分からない……」というご相談にも、学問や業界の解説を丁寧に行っています。

さらに、想定される質問を一つずつ洗い出し、それに対する答えを一緒に考えるだけでなく、その答えから次に面接官がどんな質問をしたくなるかを想定して、“次の質問を誘導するような答え方”までサポートしています。

面接試験は怖くありません。準備次第で、むしろ自分をしっかりアピールできるチャンスになります。
ぜひ、私たちIDreamの面接指導を体験してみてください。業界No.1と自負しています。

一人の先輩留学生として、今回お伝えしたいのは以上です。ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

もし「もっと詳しく知りたい」「実際に練習してみたい」と思ってくださったら、ぜひ私たちに連絡してください。そこでは、さらに深いお話や実践的な指導をご用意しています。お会いできるのを楽しみにしています!

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